DTラインとWFラインの長所を併せ持った性格のライン。

先端から ３０ft ＋ α (番手毎に違います）まではDT感覚で、後にリアテーパーとランニングラインが続きます。近距離ではDTラインと同様の感覚でロールキャストやメンディングができます。

ロッドのアクションを問わずドライ&ウェットでも使いやく、クセの無いスタンダードなトラウト用万能フローティングラインです。

3、4番の低番手では近距離キャストのラインコントロールが求められますが、短いラインでもフライを運ぶ能力が高く、少ないフォルスキャストでピンポイントを狙うのが楽しいほどです。

少し詳しく説明すると、

ドライフライキャストの際にループの下側、ロワーレグが持ち上がるように張るのでリーダーが伸び、その結果フライが着水した後にラインが落ちるまでの時間を稼げるのが最大の魅力ではないかと思っています。

これはショートリーダー派だけでなく、ロングリーダーティペット使用の際にも同じように有利に働きます。

たとえリーダー、ティペットでスラックを作ったとしても、ラインが先に着水してそれを引っ張ればドラグがかかるまでの時間をあまり稼げませんからね。

また同じ理由でフォルスキャストでラインを長く保持して安定したロングキャストが可能ですし、長いラインをメンディングするにも有利なテーパーです。

ウェットフライの釣りではこのメンディング能力が生きてきます。

 以前からバンブーロッド愛好者からの支持が高いラインでもあります。

全長100ftと長いので小さいリールには収まらない場合はライン後端を適当な長さでカットしてください。